21.次の20年の激変

 これから先の20年、世界は、スパコン、量子コンピューター、人工知能と社会機構、各家庭、会社、農業、漁業、役所、学校、医療、研究所、福祉施設等が5G、6Gのネット通信で結びつき、想像を絶する変化を遂げていくことだろう。

 明確に予測可能なのは、交通システムの変化だろう。5G、6Gと自動運転、量子コンピューター、AIなどにより大きく変化していくだろう。量子コンピューターのデモYouTubeを見たが、スーパーコンピューターをはるかにしのぐ計算速度で、街中の全ての自動車運行経路の最適化を行い、5G通信で各自動車を自動遠隔操縦する。この事により、交通信号が無くなり、止まることなく最短時間で移動可能となり、公共交通機関の概念が変わっていくだろう。自動運転自動車運行会社が、今の地下鉄や山手線などにとってかわる。個人所有自動車は不要となり、スマホで呼べば、自動運転車が配車される。当然ながら、数々のセンサーと、カメラ画像により人身事故はゼロとなる。

 医療も大幅に変わるだろう。AI、スパコン、デジタル画像などにより、遠隔治療が可能となるだろう。また、スパコンと遺伝子制御技術、IPS細胞などにより、様々な新薬が開発され、多くの病気は過去のものとなる。ガン細胞のみに感染し、その動きを封じる改造ヘルペスウィルスを日本製薬メーカーが開発し、アメリカで試験許可がなされたとのニュースがあった。様々な動植物の遺伝子情報が、巨大なデーターベースに蓄積されれば、ますます創薬は高度に発達するだろう。

 軍事技術は恐怖である。オリンピックの開会式で1830機のドローンがオリンピックロゴから地球を描く群飛行を行って綺麗だったが、ある種の恐怖を覚えた。その数日後に、イランにより日本籍タンカーへのドローン自爆攻撃があり、外国人船員が2名死亡している。数千、数万のドローンによる、日本重要インフラへのアタックなど、既に技術的に可能であり、すぐに現実対応しなければならない課題である。イランソレイマニ将軍の無人ドローン爆撃での殺害など、すでに無人機対人間の非対称戦も行われている。これにAI、5G、6Gなどが関わってくるのである。空恐ろしい状況である。また、ハッキングによるアメリカパイプラインの遮断攻撃は、インターネット上で防御を徹底しないと日本を守れないことを表している。

 インターネットに潜り込んだ犯罪も、当然ながらより巧妙化してくるだろう。最悪の状況を予測して、その全てをしっかり研究して少しでも対策を強化することが重要である。憲法9条で日本の安全が守れるなどの寝言を止めて、日本の科学者、技術者の奮闘を期待したい。

 未来のことは分からない。しかし、高度情報処理システム、高性能インターネット通信、高速移動手段、宇宙技術、ドローン、GPS、AIなどの複合的な技術がもたらす社会全般へのインパクトは計り知れない。間違えなく自分たちは大きな変革の中にいる。そのことへの認識が特に重要である。

Report 1 人類と創造力そして未来


目次(ClickJump)
1  はじめに
2  現生人類を特徴つける認知革命
3  認知革命はいかにして起きたか
4  農業革命とお金の発明
5  お金は世界に広がっていった
6  お金が経済を発展させてきた
7  激しい商品開発競争
8  全産業で商品開発競争激化
9  革新的大発明が社会を大変革
10  商品で会社、個人が評価
11  国は経済的合理性で評価
12  社会構造は商品開発力で評価
13  韓国社会(おまけ)
14  お金儲けは時に暴走する
15  経済的合理性と人道の矛盾
16  政治・法律は利権の塊
17  民主的統制で暴走を抑える
18  科学的な政治が必要
19  商品開発の様々なあり方
20  未来が始まっている
21  次の20年の激変
22  輝かしい未来へ
 
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◆ ホームページ発行人 林 信之
    岐阜県多治見市在住
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  smilehayashi@wh.commufa.jp
◆ 版権者   林 信之